2013年05月24日

木の家をとりまく環境で気になること

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 現在、大工さんの世界では速くつくる、安くつくる、が主流になり、若い人達が育っていく時間がないことが気になります。仕事が出来る大工さんというのは、本来3〜5人くらい弟子がいなければなりません。その弟子たちが、木の質も曲も良く知っていて、すりが出来て、刻みが出来て、上棟式も出来るように育っていなければなりませんが、今、そういう人が少なくなってきています。この状態が続けば、本来の日本建築は出来ないということになってしまうのです。
 地域の山を大切にするには、林業、製材業が活性化しないとなりません。林業、製材業に元気がないと、森林も木もダメになり、山が崩れて自然がダメになります。林業がダメになったら、この国の自然は崩壊してしまうのではないでしょうか。私たちが木をどう使うかを提案しないと、また職人を育てることをしないと、日本建築の技術は無くなってしまいます。木造建築に関わった人が日本建築の技術を継承してきました。これからは、製材業や大工業が活性化して、どんどん弟子が育ってくるような建築の世界が戻ってきてもらいたいものです。そうしないと、新工法の建築の中で住む以外なくなってしまいます。
 技術はやはり、地域の中で守る事が大事です。これから住まいを建築する人が、地域の大工を、職人を育てていく。こういう考え方を具現化しないと、私たちは安心・安全・安息で心地よい住宅に住むことは難しくなります。
posted by 木の住まいづくり研究所/アクトホーム株式会社 at 11:08| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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